- 人の機嫌に左右されやすい
- 人混みやガヤガヤした場所が苦手だ
- ちょっとしたことで傷ついてしまう
- 1人でいる時間がないと生きていけない
そんな方はもしかしたら、HSPの気質を持っているかもしれません。
どうも、HSPの筆者みすけです!
「いつも人の顔色ばかりうかがってしまう…」
「理由は分からないんだけど、なんとなく生きづらい…息苦しい…」
そんな経験、ありませんか?
などなど、対人関係がうまくいかないことにすごく悩んでました。
しかし自分がHSPだと知り、色んな対処法を試してきたおかげか、前よりもかなり精神的に楽に過ごせてます。
そこで当ブログ「みすけログ」では
- そもそもHSPとは何なのか?
- HSPの特徴・長所・短所
- HSPの生きづらさを減らす対策・対処法
などを紹介していきます。
そもそもHSPとは?
- 正式名称はHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)
- 人一倍、刺激に対して敏感な気質を持った人のこと
- 周りの5人に1人はHSPと言われている
HSPは、アメリカのエレイン・アーロン博士が提唱した気質です。
ちなみにHSPの正式名称は、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)。
日本語にすると「人一倍敏感な気質を持った人」という意味で、周りの5人に1人はHSPだと言われています。
HSPの特徴をざっと挙げると、以下の通り。
・まぶしい光や、強い臭い、肌触りの悪い布、近くを通るサイレンの音といったものに容易に圧倒されてしまう。
・短時間に多くのことを抱えるとあわててしまう。
・暴力的な映画・テレビ番組を見ないようにしている。
・忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋、もしくは一人になって刺激をやわらげることができる場所に閉じこもりたくなる。
・生活する上で、動揺したり圧倒されるような状況を避けることを最優先にしている。
・デリケートで繊細な、香りや味・音・芸術作品がわかり、それを楽しんでいる。
・豊かで複雑な内面世界をもっている。
・子供のころ親や先生は、わたしのことを繊細あるいは内気だと思っていた。
HSPの特徴についてより詳しく知りたい方は、アーロン博士が書いた「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」も合わせてご覧になるのがおすすめですよ。
以下のリンクから商品ページへアクセスできます。
僕は「敏感すぎて困っている自分の対処法」という本を読んだことをきっかけに、自分がHSPだと知りました。
- 「自分は病気でもなんでもなくて、人一倍繊細な気質を持ってるだけなんだ」
- 「繊細な人なりの生き方もちゃんとあるんだ」
などなど色んな気づきを得られたので、この本に出会えたことにとても感謝してます。
また、中には繊細な気質と刺激を求める気質を併せ持つ「HSS型HSP」という気質を持つ方もいます。
HSPは周りの5人に1人という比率に対し、HSS型HSPはなんと人口の6%。
HSPが持つ4つの特性「DOES(ダズ)」とは?
- D:処理の深さ
→物事を深く考える - O:神経の高ぶりやすさ
→周囲からの刺激を受けやすい - E:全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
→相手に起きたことを、自分のことのように感じる - S:ささいな刺激を察知する
→周囲のささいな変化によく気付く
HSPの提唱者であるアーロン博士によると、HSPには共通する4つの特性があるのだそうです。
DOESはアメリカのアーロン博士が提唱した概念で、4つ全てに当てはまるとHSPなのだそう。
DOESについては、下記の「DOESとは?」で詳しく紹介しているので、合わせて参考にしていただければ幸いです。
【長所・短所】HSPに共通する特徴
HSPの人に共通する特徴をざっとまとめると、以下の5つ。
- 刺激に敏感(強い光・怒鳴り声など)
- ストレスをためやすく、人間関係でつまづくことが多い
- 1人の時間が必須
- 感受性が強い・アーティスト気質
- 共感力が高い
それぞれ詳しく解説していきます。
刺激に敏感(強い光・怒鳴り声など)
- 日中の強い日差し
- 知らない人の怒鳴り声
- 満員電車
などなど、HSPの人は、人一倍周囲の刺激に敏感。
ちなみに僕が一番辛く感じるのは、怒鳴り声。
たとえ知らない人が怒られていたとしても、まるで自分が言われてるような感覚になるというか…
と心の中でいつも思ってしまいます。
内心では大泣きです。
ストレスをためやすく、人間関係でつまづくことが多い
- 人の機嫌に気持ちが左右されやすい
- 常に人の顔色をうかがいながら生活している
- 言いたいことを言えずに溜め込む
感受性が強く、人の気持ちがよく分かってしまう反面、自分の気持ちを押し殺してしまうことが多々あります。
気付かぬ間にストレスを抱え込んでいることが多く
という状態になってることが多いです。
またHSPが抱く悩みは、そうでない人からすると共感してもらうのが難しく
- 「え、そんなことで悩んでたの!?笑」
- 「考えすぎだって~笑」
- 「ネガティブすぎ!!もっとしっかりしろ!!」
と、軽く一蹴されてしまいがち。
しかもHSPの人は言われたことをそのまま受け止めてしまうことが多く
- 自分だけみんなと一緒のことができない
- 周りに自分の気持ちをまったく理解してもらえない
- 自分はやっぱり変なヤツなんだ
と思ってしまうことも。
そのためか、自己肯定感が低く、自信が無い傾向にあることが多いです。
関連記事自己肯定感が低いと人生辛いです【習慣を変えて高めよう】
1人の時間が必須
周囲からの刺激に敏感すぎるため、人一倍精神的な疲れがたまりやすいのも特徴。
1人の時間を作ることで、その疲れをリフレッシュさせているのです。
僕は特にこの特徴が強く、視線を感じたり、知らない人が近くにいるだけでもストレスを感じてしまうんですよね…
もちろん周りに相談しても分かってもらえるわけもなく
「自意識過剰め~~!!!」
と軽くあしらわれてしまいます…
感受性が強い・アーティスト気質
感受性が強いためか、HSPには表現者・アーティストが多いです。
絵画、作詞・作曲、小説…
などに目覚める方も少なくありません。
共感力が高い
ですが、もちろん悪いことばかりではありません。
人の気持ちを読み取るのが上手いため、共感能力がズバ抜けてます。
グラフで表すとこんな感じですね。
レベル1の時からすでに能力MAXのようなものなので、共感性に関してはHSPの右に出る者はいません。
人の喜びを自分のことのように喜び、人の悲しみを自分のことのように悲しむ…
そんな良さがあるので、よく相談されることが多かったり、カウンセラーになる方も多いです。
「HSPの長所」ではさらに詳しく紹介しているので、合わせて参考にしていただければ幸いです。
【対処法】HSPの生きづらさを少しでも減らすには?
「HSPが楽に生きる方法」や「HSPのストレス発散方法」でも詳しく紹介してますが、ここでは僕が実践してきた中で
と思えた方法を3つ、紹介していきます。
簡単にまとめると以下の通り。
- 自分の強みを見つける
- 人間関係は狭く・深く
- 気の合う仲間を見つける
- HSP対策に便利なグッズを使う
- 自分のペースで働ける仕事に変える
- 一番のストレスの原因から逃げる
- ブログを始める
それぞれ詳しく解説していきます。
関連記事【楽になる】重度のHSPである僕が実践していることを紹介
自分の強みを見つける
「A社では落ちこぼれだったのに、B社に転職したら見違えるほどに成長した」
これはよくある話で、僕はHSPにもこれが当てはまるんじゃないかと思ってます。
HSPにはHSPにしかない強みだって、もちろんあるんですよ。
「自己分析におすすめの性格診断」では、HSPである僕が使用した性格診断を紹介しているので、参考にしていただければ幸いです。
人間関係は狭く・深く
- なんかこの人といると、居心地が悪いな…
- この人と一緒だとストレスが溜まるし疲れるな…
そう思った人とは距離を置くようにします。
無理に会う必要なんてありません。
連絡先だって消してしまっても構いません。
自分が心の底から信頼できる人達とだけ、関わるようにしてしまいましょう。
- やたらマウンティングを取ってくる
- その時の気分によって態度を変えてくる
特にそんな人物はHSPにとっては天敵なので、なるべく距離を置くようにしておくのがおすすめです。
気の合う仲間を見つける
- 悩みを共有し合える友達がほしい
- 同じHSPの仲間を作りたい
そう思うHSPの方って、意外と多くいらっしゃると思うんです。
ネットならまだしも、リアルで「自分、HSPです!」と公言する方って、なかなかいないじゃないですか。
それもあって、身近でHSPの方を見つけることは難しいんです。
また悩みを打ち明けても「考えすぎ!」と一蹴されることも多く、周りにも相談できなくなってしまいがち。
同じ悩みを共有できる存在が1人でも近くにいると、やっぱり心強いです。
そこで「HSPが気が合う仲間を探すには?」では、筆者の体験に基づいて「HSPでも気が合う友達・仲間を見つける方法」を紹介しています。
ぜひ参考にしていただけると幸いです。
HSP対策に便利なグッズを使う
- 電車に乗るだけで疲れてしまい、仕事や遊びどころじゃない
- 人が沢山いるとこにいるだけでも落ち着かない
- 本当はお出かけしたいのに、体力がもたない
そんな悩みを抱えているHSPの方って、意外と多いと思うんです。
HSPは感受性が高く、周囲からの情報を過剰にキャッチしてしまいがち。
以下のような事例に心当たりはありませんか?
- 人混みに行くと、気が抜けそうなくらい疲れる
- ちょっとしたことですぐに驚いてしまう
- 人に見られていると緊張する
HSPの方は五感が鋭い分、人よりもストレスを感じやすいんです。
匂いや光、音など…
ただ普通に生活しているだけでも、疲れてしまうことがしばしば。
だからこそ、五感を遮断して情報をコントロールすることが重要になってきます。
「HSPの僕が実際に使ってストレス激減したおすすめグッズ5選」では、僕が実際に使ってみて効果があったアイテムを紹介しています。
合わせて参考にしていただければ幸いです。
自分のペースで働ける仕事に変える
- 自分のペースで働ける
- ストレスが少ない
- 気持ちのアップダウンを少なく抑えられる
これらに当てはまる仕事を選んでおくと、だいぶ生きやすくなりますよ。
ちなみに僕の場合ですが、ホテル業から在宅勤務、清掃業といった、ストレスの少ない働き方に変えました。
関連記事【元社員が語る】ホテルフロントの仕事はきつい【3ヶ月で退職した話】
関連記事【現役清掃員が語る】清掃業は底辺じゃないよ!安定してるし儲かります
関連記事在宅フリーランスの筆者が語る!在宅勤務のメリット・デメリット
僕がこれまで生きてきた中でのほとんどの悩みは、人間関係でした。
その人間関係…少しでもつまづくことを減らすには…?
そう考えた時に思いついたのが
- なるべくストレスが少ない場所で働きながら、個人でも別の仕事をする
- うまくいったら個人の仕事1本でやっていく
というやり方だったんですよね。
まだまだ道半ばですが、より生きやすい未来を実現するために今はコツコツと頑張ってます。
一番のストレスの原因から逃げる
「寝たきりになった僕が実践した心の癒し方5選」でも紹介してますが、ストレスを減らすには「一番の原因を遠ざける」ことが重要。
「対人恐怖症で仕事を辞めた話」で書いてるように、僕は無理をしすぎて体を壊してしまいました。
- 家族にも友達にも迷惑かけて、本当に申し訳ない
- 仕事も恋愛も人間関係も、何もかも上手くいかなかったな
- 何のために生まれてきたんだろう
- 僕の人生って何だったんだろう
- こんなに役立たずなのに、生きてる意味あるのかな
寝たきりになった僕は、毎日ネガティブなことばかり考えていました。
ですが数年経った今では、なんとか在宅で仕事ができるようにはなってます。
一度体を壊すと、本当に大変です。
体内の爆弾と上手く付き合いながら生きていくしかありません。
体がちゃんと動くうちは何とでもできます。
動物だって、危険を察知したらちゃんと逃げるじゃないですか。
だからいっそのこと、一番の原因を遠ざけるのもありですよ。
ブログを始める
- 気持ちを吐き出せる場ができた
- 自分の考えが整理できた
- 仲の良い人達もできた
- ある程度収益化もできるようになってきた
- 結果的にストレスが減った
ブログを始めたおかげで、HSPの生きづらさを格段に減らすことができました。
実際にブログ運営をしていて思いますが、仕事とブログの両立は決して楽ではありません。
それでも続けているのは、その苦労に勝るメリットが圧倒的に大きいからです。
【生きづらい】HSPとは?特徴や対策を実体験をもとに紹介|まとめ
HSPは苦手なことが多く、精神的に疲れてしまうことも多々ありますが…
その代わり、HSPだからこそ発揮できる力もあります。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
以上、今回は「【生きづらい】HSPとは?特徴や対策を実体験をもとに紹介」という内容でお届けしました。