- HSPの特徴について、もっと詳しく知りたい
- 自分がHSPなのか、よく分からない
- HSPの特性としてよく言われている「DOES」って何?
そんな声にお答えしていきます。
どうも、HSPのみすけです!
HSPの提唱者であるアーロン博士によると、HSPには共通する4つの特性があるのだそうです。
そこで当ブログ「みすけログ」では「HSPに当てはまる4つの特性「DOES」とは?」という内容でお届けしていきます。
- 自分って本当にHSPなの?
- HSPが生きやすくなるには、どうしたらいいの?
そんな方の参考になれれば幸いです。
HSPに当てはまる4つの特性「DOES」とは?
- D:処理の深さ(Depth of processing)
- O:神経の高ぶりやすさ(Overstimulation)
- E:全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い(Empathy and Emotional responsiveness)
- S:ささいな刺激を察知する(Sensitivity to subtleties)
DOESの読み方は、ダズ。
それぞれの頭文字をとって「DOES」と表記しています。
DOESはアメリカのアーロン博士が提唱した概念で、4つ全てに当てはまるとHSPなのだそう。
D:処理の深さ(Depth of processing)
- 先読みする力がある(少しの説明で、全体像を把握できるなど)
- 本質を見抜く力がある
- 物事を深く考えすぎてしまい、決断に時間がかかる
「DOES」のDは、処理の深さのこと。
- 調べ物は気が済むまでとことんやる
- あれこれ考えすぎてしまい、なかなか決断できない(でもいざ決断すると猪突猛進)
そのような方が多いのではないでしょうか?
これはHSPの方にとっては無意識にやっていることなので、きっかけがなければ気付かないことが多いです。
ただ処理が深い反面、逆に「考えすぎ」「仕事が遅い」と言われてしまうこともしばしば…
特に「考えすぎ」は、HSPの方の多くが一度は言われたことがあるのではないかと思います。
O:神経の高ぶりやすさ(Overstimulation)
- 音楽や映画、絵画などの作品に深く感動する
- 人混みが苦手、疲れてしまう
- 空腹や痛み、痛みを感じるようなシーンに弱い
「DOES」のOは、神経の高ぶりやすさ。
音や匂い、光、周囲の会話など…
良くも悪くも、周囲からの刺激を過剰に受けやすいです。
- 飲み会やパーティーなどに参加すると、どっと疲れる
- ちょっとしたことですぐに驚いてしまう
- 人に見られていると緊張する&ミスを連発する
ざっと挙げると、僕の場合はこんな感じ。
他のHSPの方でも、同様の体験をされている方が多い印象です。
もちろん辛い時もありますが、最近になってようやく「しんどいことは多いけど、そのぶん人よりも多く感動できるんだしいいか!」と思えるようになってきました。
E:全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い(Empathy and Emotional responsiveness)
- 誰かが怒られているのを見ると、自分が怒られているかのように感じる
- 相手のちょっとした仕草や反応で、機嫌や体調が想像つく
- 言葉を話せない赤ちゃんや動物の気持ちがなんとなく分かる
「DOES」のEは、全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高いということ。
- 映画やマンガの登場人物によく感情移入する
- 人が怒られていると、自分のことのように感じる
上記は、HSPの方がSNSなどで言っているのをよく見かけます。
特に「人が怒られていると、自分のことのように感じる」に関しては、首がぶっ飛ぶ勢いでうなずきたくなります。
HSPの方は、ミラーニューロンという神経細胞の働きが、人一倍活発なのだそうです。
ミラーニューロンとは、簡単にまとめると「相手に起きたことを自分のことのように感じる神経細胞」のこと。
相手の感情を鏡(ミラー)で写したように、同じように感じてしまう傾向が高いんだとか。
S:ささいな刺激を察知する(Sensitivity to subtleties)
- 周囲の変化によく気付く(人の髪色や物の位置など)
- 冷蔵庫やパソコンなどの機械音が気になる
- 強い光や日光のまぶしさが苦手
- 衣類のチクチクする感じなどが我慢できない
「DOES」のSとは、ささいな刺激を察知するということ。
要するに「五感が鋭い」ということですね。
- スマホの画面が暗すぎて「画面暗っ!こんなの絶対見えてないでしょ!?」とよくツッコまれる
- 衣服のチクチク感がどうしても気になって、お出かけどころじゃなくなる
僕の例を出すと、こんな感じ。
冬だとマフラーを巻く方が多いと思うんですが、あのマフラーのチクチク感がどうしても我慢できなくて…
マフラーだけは毎回、素材にこだわりつつ、血眼になって探し回ります。
その日の体調によって差はありますが、こんな感じでささいな刺激にも反応しやすい側面があるんです。
HSPに当てはまる4つの特性「DOES」とは?|まとめ
- D:処理の深さ
→物事を深く考える - O:神経の高ぶりやすさ
→周囲からの刺激を受けやすい - E:全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
→相手に起きたことを、自分のことのように感じる - S:ささいな刺激を察知する
→周囲のささいな変化によく気付く
提唱者であるアーロン博士によれば、4つの特性「DOES」の全てに該当しなければ、HSPだとは言えないようです。
もしかすると中には「自分はHSPじゃないのか…」と、ショックを受けた方もいるかもしれません。
ただHSPって病気ではないので、結局は自己診断しかできないものなんですよね。
つまり、HSPに当てはまるかどうかは、個人の主観に任されている部分が大きいんです。
大事なのは、自分がどう生きていきたいかですから。
HSPの方のブログや本が自身の糧になっているのであれば、無理にやっていることを変える必要は、きっとありません。
ただ、中にはお医者さんの手が必要な病気(うつ病など)が隠れている場合もありますので…
もし思い当たる節があるようでしたら、心療内科などの受診をおすすめします。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
以上、今回は「HSPに当てはまる4つの特性「DOES」とは?」という内容でお届けしました。